世界中のママとパパから絶大な支持を集める、韓国発のグローバル育児ライフスタイルブランド「Konny(コニー)」。2016年出産後の首のヘルニアに悩んだ創業者が、自らの経験をもとに手作りした抱っこ紐からその歩みをスタートしました。
「ママとパパの暮らしをもっと楽に、スタイリッシュに」という想いのもと、機能性とデザイン性を両立させたプロダクトを展開。現在では、世界116か国・100万人以上の家族に愛用されています。
【お客様の特徴】
・20代後半~40代までの妊娠中の方、育児中のママパパが中心
・SNSでの情報収集を積極的
・育児への関心と共に、ファッションへの感度も高い
【マーケティング方針】
・実店舗がないためSNS上での接点を重視
・2023年までInstagram中心運用、2024年からX本格運用とTikTok開設
・SNS広告はこれまではインスタグラムが中心だったが、2024年以降は他の媒体もテスト中
・発信内容は「商品紹介」「育児情報」「ブランドストーリー」
日本ではアカチャンホンポでも一部商品を取り扱いつつ、主な販売チャネルはオンライン。そのため、実店舗のようにお客様と直接コミュニケーションを取る機会が少ないことが課題でした。
そんな中、Konnyが新たに挑戦したのが“ライブコマース”。
今回は、Shopliveを使ったライブコマースの導入の背景や具体的な運用方法、さらに成果を生んだ施策について、Konny株式会社 日本事業 マーケティングマネージャーの小林和実さんにお話を伺いました。
INDEX
1,ライブショッピングを活用しようと思ったきっかけ
2,マーケティング施策全体におけるライブ配信の活用方法
3,ライブ視聴者7,000人越!感謝祭ライブの秘密
4,Shoplive導入1年:ライブ継続が生んだ“3つのメリット”
ライブショッピングを活用しようと思ったきっかけ
~オフラインの店舗がない中、安心してお買い物をしていただくために・・~

Q1.ライブコマースを始めようと思ったきっかけを教えてください。
もともとお客様から「実際に商品を見てみたい」「使い方を知りたい」という声を多くいただいていました。
特にベビー服やベビー用品の場合、日本のお客様は「直接見て、触れてから購入したい」という方がとても多いんです。
その一方で、当社はオフライン店舗を持っていません。
「実際の商品を見ることができないから購入を迷っている」というお客様に、少しでも安心してお買い物をしていただきたい――
そう考えたことが、ライブ配信を導入する最初のきっかけでした。
Q2. なぜ“ライブ配信”という手法を選ばれたのでしょうか?

商品の素材感や細かなこだわりは、WEBサイトやSNSの写真・テキストだけではどうしても伝わりにくいと感じていました。
ライブ配信であれば、リアルタイムに商品を動かして見せたり、質問にその場で答えることができます。
オンラインでも“オフラインに近い接客”ができるという点が魅力的でした。
Q3. 実施にあたって、不安などはありませんでしたか?
実は、前職でライブ配信の経験がありました。そのときに視聴者とのコミュニケーションの面白さや、リアルタイムでの反応の速さを体感していたので、「やってみよう」と思うハードルはあまり高くありませんでした。
むしろ、これをきっかけに新しい顧客接点を作れるのではという期待感のほうが大きかったです。
Q4.なぜShopliveを導入しようと思ったのですか?
韓国で多数の実績があり、韓国本社でも使っていて評判がすごくよかったからです。特に「ライブで売る」ための機能が豊富にあり、ライブ中に抽選でクーポンを配布したり、ライブ中購入者限定で特典を付与するなど、別ソリューションではあまりない売るための機能が豊富にあったこと、そして、ライブ配信のシステム操作もシンプルで、社内スタッフで使いこなすことができそうだと感じた点が導入の決め手になりました。
 
      